腎腫瘍 山梨大学大学院医学工学総合研究部 泌尿器科学 腎腫瘍

山梨大学大学院 医学工学総合研究部 泌尿器科学

腎腫瘍 山梨大学大学院医学工学総合研究部 泌尿器科学 腎腫瘍

 



腎がんとは

腎臓は左右の腰背部にありソラマメのようなかたちをした長さ10cm×5cm、幅3cm程度の臓器で、体の中の老廃物をこして尿を生成しています。また、血圧に関するホルモンや造血に関するホルモンを産生しています。


統計

腎がんの発生頻度は、人口10万人あたり2.5人程度です。好発年齢は50歳後半で、男女比は2〜3:1で男性に多い傾向があります。泌尿器科系悪性腫瘍の中では、前立腺がん、膀胱がんに次いで多い腫瘍です。


原因

一般的には、このがんはたばこ、脂肪摂取量などが危険因子としてあげられています。また、長期透析をしている方に腫瘍の発生が多いことも報告されています。
症状
早期では無症状のことが多いと思います。近年、超音波検査やCTなどの普及により、小さな腎がんの発見が増加しています。
サイズの大きい腫瘍では、血尿、腹部腫瘤(しゅりゅう)、疼痛などがみられます。また、発熱、体重減少、貧血などをきたすことがあります。
診断
超音波検査:簡便で、スクリーニング検査としては非常に診断学的価値のある検査です。
CT検査 :造影剤を使用して行いますが、腫瘍の大きさ、形、進展具合、転移の有無などが分かります。また他の腫瘍との鑑別としても使え診断の中心となります。
MRI検査 :腫瘍の質的診断、下大静脈などへの進展の有無が診断できます。



治療

手術療法 腎がんの治療は手術療法が基本で、全身麻酔をかけて腎全摘除術、腎部分切除術が行われます。手術方法としては開腹手術、ミニマム創手術(傷口が4−5cm)、内視鏡手術(0.5-1.0cmのポート穴を4-5箇所つくり開腹しないで行う)などの術式が選べます。
免疫療法 腎がんに対しては抗がん剤の効果はあまり効果的ではなく、主にインターフェロン(IFN)α、γ、インターロイキン(IL)-2による免疫療法を行います。 

予後
5年生存率 stageT:90-95%  stageU:70-80%  stageV:30-40%  stageW:10%

 


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