腹腔鏡手術 山梨大学大学院医学工学総合研究部 泌尿器科学 腹腔鏡手術

山梨大学大学院 医学工学総合研究部 泌尿器科学

腹腔鏡手術 山梨大学大学院医学工学総合研究部 泌尿器科学 腹腔鏡手術

 



腹腔鏡手術とは?


お腹の中を炭酸ガスでふくらませた状態で、専用のカメラ(腹腔鏡)を挿入し、モニターに写しだされた映像を見ながら特殊な器具を使って手術を行う方法です。この手術ではカメラや器具を挿入するための小さな穴を数ヶ所開けるだけで手術ができます。

            

泌尿器科のどんな病気に対して行われていますか?

副腎腫瘍や腎腫瘍、腎盂尿管腫瘍など副腎や腎、尿管の疾患によく行われています。停留精巣、精索静脈瘤といった男性生殖器の疾患も対象となります。 最近では前立腺癌や、膀胱腫瘍に対する根治手術、水腎症に対する腎盂形成術や、女性の尿失禁防止術も腹腔鏡下で行っている施設もあります。

腹腔鏡手術のよい所は?

手術の時にはカメラを通して拡大された良好な視野が得られるため、通常の手術と比べてより繊細な処置を行うことができます。
最大の利点は、従来の開腹手術と比べて傷が小さいために術後の痛みが少なく回復が早い点です。回復が早いと安静期間も短くなり、食事や歩行も早く始められ、入院期間も短くて済みます。また開腹手術と比較して腹腔内の癒着が起こりにくく、腸閉塞などの合併症が少ないといわれています。

腹腔鏡手術の問題点は?

手術操作の制限があり、結果として全体の手術時間が長くなる傾向にあります。またモニターを見ながら操作するには、術者だけでなく助手にも十分な技術が必要とされ、その習得に時間がかかることです。

山梨大学での実績は?

当科では1999年から2005年まで副腎摘除術、腎摘除術、腎部分切除術、腎尿管全摘除術、小児の停留精巣などを中心に、200例以上の患者さんに腹腔鏡手術を行ってきました。 最近は、炭酸ガスを使わない内視鏡補助下小切開手術も行うようになったために、以前よりは手術件数は減少していますが、日本の泌尿器科におけるパイオニアである武田教授はじめ経験豊富なスタッフがそろっていますので、今後も体に負担の少ない治療法のひとつとして、積極的に取り組んでいくつもりです。


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